• ホーム
  • 予防で注意したいクラミジアは性器だけでなく喉からも感染の可能性がある?

予防で注意したいクラミジアは性器だけでなく喉からも感染の可能性がある?

病原体

近年は性の多様化が進み、様々な性行為が一般的なものとして扱われるようにもなっています。そのひとつがオーラルセックスであり、パートナーの性器を口唇で愛撫する、という行為は最早珍しいものでは無いのかもしれません。しかし、性感染症は性器から性器へと感染していくばかりではなく、別の臓器や部位にも感染することがある、ということをご存知ですか。性病だと後からわかったけど、口でしたから大丈夫、とは決してなりません。

咽頭クラミジア感染症は喉の部分にクラミジアが感染することで生じる疾患です。性器を口唇で愛撫するオーラルセックスで喉にクラミジアが定着し、それが原因で炎症を引き起こすことが症状を引き起こします。稀に喉に既にクラミジアがいる方とのディープキスでもうつる可能性があり、様々な粘膜接触が感染の原因となりえるということを理解しましょう。

実はこの咽頭クラミジア感染症は、諸外国に比べて日本の患者割合が高いことでも残念ながら有名です。ファッションヘルスが比較的一般的な日本では、仕事でオーラルセックスを行う女性が諸外国に比べて多く、またその女性が様々なお客さんを相手にするため伝播が止まらないとさえ言われています。海外では主にオーラルセックスをすることが多い、ホモセクシュアルの男性に咽頭クラミジア感染症は多いとされているのです。

咽頭クラミジア感染症は自覚症状は非常に乏しい疾患です。軽い咽頭痛、発熱程度で乗り切れてしまうことも少なくは無く、実は治療を受けている人以外にも大変多くの潜在患者が存在するのではないか、と言われています。そのため、未治療や自己中断され完全に治っていない咽頭クラミジア感染症患者がさらに感染を拡大させている可能性についても否定することは出来ないのです。

特に、仕事でオーラルセックスを行う方であれば定期的な検査は必要です。咽頭を拭った液体にクラミジアが存在していないか、ということについて科学的な様々な手法によって検索することが出来ます。感染予防も非常に重要であり、オーラルセックスを行う場合であってもコンドームの着用を行うなど感染対策をしっかりすることが重要です。また、検査で実際に感染していた場合ではパートナーも治療が出来るなら一緒にしてしまったほうがいいでしょう。飲み薬だけでなく、点滴による治療でも目覚ましい効果が期待できるので、1回だけとパートナーを病院に連れてくるほうがいいかもしれません。