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衛生事情が日本とは異なる海外では性感染症への注意が特に重要

日本と海外を比べた時にどのような違いに気が付くでしょうか。食文化、街並み、交通など様々な差がありますが、医療環境や衛生事情も日本と海外では大きく異なります。日本は世界一CTやMRIが多い国、と言われているだけあって、些細な体調の変化も気にして病院にかかる人は多いのですが、海外ではそれほど医療が普及していない場合などに性感染症について特に気を付けなくてはなりません。

性感染症という点について言えば、日本国内ではなかなか大きくは取り上げられない感染症も海外には存在します。アメーバによる感染症が性行為によって起こることもありますが、こういった性感染症は日本国内で耳にすることは珍しいです。こういった日本で珍しい性感染症は、海外渡航歴を知らせなければ気付かれずに治療完了まで相当時間がかかってしまう、ということも珍しくはありません。病院に治療薬が常備されていない可能性さえあるとあって、症状は軽くてもなかなか軽くは見ることが出来ない疾患です。

また、性行為によって感染することがあるB型肝炎やC型肝炎、HIVの保有者も少なくないとされています。これらが未治療で放置されていることも多いとあって、海外で性行為を行う場合には余程信頼できる相手でなければしっかりコンドームを装着して性行為を行うなど、感染対策を特に行わなければならないでしょう。特に肝炎は感染してしまうと劇症肝炎を起こせば生死をさまよう可能性さえあり、慢性肝炎になると癌のリスクとなり、慢性化すると治療が長く辛いとあって大変苦慮する疾患のひとつであると言わざるを得ません。HIVも感染症にかかりやすくなるなどの非常に重い症状が現れる大変恐ろしい疾患であるだけに、何より感染予防を念入りに行う必要があります。

また、海外で問題になっているのは病原体の保有率だけではありません。国によってはあまりにも簡単に薬が手に入り、医師の診察を受けるという習慣が無いことがあります。そのような国では、性感染症の病原体が中途半端に治療薬にさらされ、完全に殺菌されず生き残ることで薬剤耐性菌になっていることがあります。つまり、尋常な治療薬ではそうそう治療できないようなしぶとい病原体になっている可能性すらあるということです。日本という衛生環境を当然だと思っていると、海外で性行為をした際にとんでもないものを貰ってくるかもしれませんので、しっかりと注意と対策をするべきなのです。